一覧表の見方
「・」は短点(トン)、「-」は長点(ツー)です。長点は短点 3 つ分の長さで鳴らし、1 文字の中の音と音の間は短点 1 つ分、文字と文字の間は短点 3 つ分、単語と単語の間は短点 7 つ分あけます。表の上の「符号の書き方」で「. -」に切り替えると、英語圏でよく使われる書き方で表示・印刷できます。
和文の符号は、もともと「いろは」の順に決められたものです。この表では探しやすいように 50 音順に並べ替えています。符号から文字を探したいときは、下の「符号から引く(解読表)」を使ってください。文章をまとめて符号にしたり、聞こえた信号を解読したりするなら、モールス信号変換が便利です。
和文と欧文の違い
モールス信号には、世界共通の「欧文」と日本独自の「和文」の 2 種類があります。
| 欧文 | 和文 | |
|---|---|---|
| 表す文字 | アルファベット・数字・記号 | ひらがな(いろは 47 文字と「ん」)・記号 |
| 使われ方 | 国際的な無線通信、SOS など | 日本語での無線通信 |
| 数字 | 共通 | 欧文と同じ符号を使う |
| 符号の長さ | 短点・長点 4 つまで(英字) | 短点・長点 5 つまで(かな) |
和文と欧文は、同じ符号を別の文字に割り当てています。たとえば「・-」は欧文では A、和文では「い」です。「・・・」は S と「ら」、「-・-」は K と「わ」になります。そのため、受け取った信号がどちらで送られたかわからないと、正しく読めません。
「ホレ」と「ラタ」
アマチュア無線では、欧文でのやり取りの途中から和文に切り替えるとき、最初に「ホレ」(-・・ ---)を送ります。和文が終わって欧文に戻るときは「ラタ」(・・・ -・)です。受け手はこの合図を聞いて、どちらの表で読むかを切り替えます。
濁音・小さい字・長音の送り方
和文の符号は記号を含めて 55 種類しかないので、50 音表にない文字は組み合わせて送ります。
- 濁音:かなの後に濁点「゛」(・・)を送ります。「が」は「か」+「゛」です。
- 半濁音:かなの後に半濁点「゜」(・・--・)を送ります。「ぱ」は「は」+「゜」です。
- 小さい字:大きい字と同じ符号です。「きって」は「きつて」として送ります。
- カタカナ:ひらがなと同じ符号です。
- 長音「ー」:専用の符号(・--・-)があります。
漢字には符号がないため、読みをひらがなにして送ります。「愛してる」なら「あいしてる」です。
モールス信号の覚え方
全部を一度に覚えようとせず、少しずつ増やしていくのがこつです。
- 音のリズムで覚える:「・」と「-」を目で数えるより、「トン・ツー」という音のまとまりで覚えたほうが、実際に聞いたときにすぐ思い出せます。上の表の文字を押して、音と一緒に覚えましょう。
- 短い符号から覚える:欧文なら、E(・)と T(-)、次に I(・・)・A(・-)・N(-・)・M(--)のように、短点・長点の少ない文字から覚えると混乱しにくくなります。
- 逆さまの組を使う:A(・-)と N(-・)、D(-・・)と U(・・-)、B(-・・・)と V(・・・-)、F(・・-・)と L(・-・・)は、前後をひっくり返した関係です。組にして覚えると半分の手間で済みます。
- 和文は語呂合わせで:伸ばす音を「-」、短い音を「・」に当てた語呂合わせが昔から使われています。「い」は「伊東(い・とー)」で ・-、「ろ」は「路上歩行(ろ・じょー・ほ・こー)」で ・-・-、「は」は「ハーモニカ」で -・・・、「ほ」は「報告(ほー・こ・く)」で -・・ です。
- 毎日少しずつ聞く:覚えた文字を、モールス信号変換で単語にして聞いてみましょう。速さを変えられるので、ゆっくりから始めて少しずつ速くしていくと、聞き取れる文字が増えていきます。
印刷して使う
表の上の「印刷する」を押すと、A4 縦 2 枚で印刷できます。1 枚目が和文の表、2 枚目がアルファベット・数字・記号の表と、符号から文字を引く解読表です。メニューやボタンは印刷されず、ダークモードで見ていても白い紙に黒い文字で出力されます。「よく使う言葉」は画面で見る用で、印刷には含まれません。
符号は、そのとき選んでいる書き方(「・-」か「. -」)で印刷されます。印刷画面で「PDF に保存」を選べば、スマートフォンに入れて持ち歩くこともできます。
最終更新: