濁点メーカーとは?
濁点メーカーは、「あ゛」「ア゛」「A゛」のように、普通は濁点が付かない文字に濁点(゛)や半濁点(゜)を付けるツールです。日本語の入力では「か」に濁点を付けて「が」にすることはできても、「あ」や「ん」、漢字や英字に濁点が重なった文字は、普通の変換では出てきません。そこで、濁点だけを表す文字を後ろに足して、濁点が付いた文章を作ります。マンガやセリフの叫び声、うめき声、SNS で感情を強く出したいときによく使われる表現です。
使い方
- 「濁点を付ける」を選び、文章を入力するか貼り付けます。入力したそばから、文字ごとに濁点が付いた結果が表示されます。
- 「種類」で濁点か半濁点か、「濁点の形」で重ねる・全角・半角のどれにするかを選びます。
- 「コピー」を押して、SNS や LINE、メモなどに貼り付けます。
最初の設定(すでに濁点がある字は「そのまま」)で「どうしてだよ」を変換すると、「ど」と「だ」は変わらず、ほかの字に濁点が付きます。「重ねる」なら「う」「し」「て」は「ゔ」「じ」「で」の 1 文字に置き換わり、「よ」には濁点が重なって「どゔじでだよ゙」になります。「全角」なら「どう゛し゛て゛だよ゛」、「半角」なら「どゔじでだよ゙」です。空白・改行・絵文字には付けません。「!」や「〜」などの記号に付けるかどうかは、チェックボックスで切り替えられます。
濁点の 3 つの形の違い
濁点を表す文字は 3 種類あり、見た目と使える場面が少しずつ違います。
| 形 | 見た目 | 文字コード | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 重ねる | あ゙ | U+3099(結合文字) | 前の文字に濁点が重なる。アプリやフォントによって位置がずれる |
| 全角 | あ゛ | U+309B | 独立した 1 文字。ずれにくいが、濁点の分だけ横に広がる |
| 半角 | あ゙ | U+FF9E | 半角カタカナ用の濁点。幅が狭く、SNS の叫び声などでよく見る形 |
いちばん自然に見えるのは「重ねる」ですが、濁点の位置はアプリやフォントが決めるため、端末によっては右にずれたり、次の文字に重なったりすることがあります。相手の画面でずれてほしくないときは「全角」か「半角」がおすすめです。半濁点も同じで、それぞれ U+309A・U+309C・U+FF9F を使います。
「重ねる」では、濁点・半濁点の付いた 1 文字が Unicode に用意されている字は、その 1 文字に置き換えます。濁点なら「か」→「が」、「は」→「ば」、半濁点なら「は」→「ぱ」です。「う」「ウ」「ワ」も同じように「ゔ」「ヴ」「ヷ」になります。「全角」「半角」では置き換えず、後ろに「゛」「゙」を並べます。
すでに濁点がある字はどうなる?
「が」や「ぱ」のように、もともと濁点・半濁点が付いている字の扱いは 3 通りから選べます。
- そのまま:何も付けずに残します。「どうしてだよ」の「ど」や「だ」は変わりません。
- 追加する:元の濁点・半濁点を残したまま、選んだ濁点をもう 1 つ付けます。濁点が 2 つになるので、さらに強い叫び声に見えます。
- 付け替える:元の濁点・半濁点を外してから、選んだ種類と形で付け直します。形が「重ねる」なら、半濁点を選ぶと「が」は「か゚」に、濁点を選ぶと「ぱ」は「ば」になります。
入力した「あ゛」の濁点を文字に重ねるには
「だくてん」と打って変換した「゛」を後ろに置くと、「あ゛」のように濁点が文字の右側に並びます。小説やセリフで文字に重なった濁点を使いたいときは、「濁点を整える」を選び、形を「重ねる」にして文章を貼り付けてください。文字の後ろに置いた「゛」「゙」(半濁点なら「゜」「゚」)を、文字に重なる形(あ゙)に変換します。「か゛」のように濁点付きの 1 文字がある組み合わせは「が」になります。
反対に、重なった濁点がずれて読みにくいときは、形を「全角」か「半角」にして整えると、独立した「゛」「゙」に置き換わります。「が」「ぱ」のように濁点・半濁点と一体になった文字と、半角カタカナの「ガ」はそのまま残します。半角カタカナを全角に直したいときは全角半角変換が使えます。
SNS で使うときの注意点は?
- 文字数が増える:X では、後ろに付けた濁点も日本語と同じく 1 文字=2 で数えます。「あ」→「あ゙」は 2 から 4 に、「A」→「A゙」は 1 から 3 に増え、「か」→「が」のように 1 文字にまとまる場合は 2 のままです。結果の下に X での文字数を表示しています。
- 見え方が相手と違うことがある:自分の画面できれいに見えても、相手の端末では濁点がずれたり □ になったりする場合があります。
- 検索されにくい:濁点を付けた言葉は別の文字列になるため、元の言葉で検索しても見つかりにくくなります。ハッシュタグや名前には使わないほうが安心です。
- 読み上げに向かない:画面の読み上げ機能では、濁点が記号として読まれたり、読み飛ばされたりします。
ほかにも、文章を崩して遊ぶならギャル文字変換、英字をおしゃれにするなら筆記体変換があります。
参考資料
- Hiragana(U+3040〜309F)(Unicode コンソーシアム、PDF):結合用の濁点・半濁点(U+3099・U+309A)と全角の「゛」「゜」(U+309B・U+309C)
- Halfwidth and Fullwidth Forms(U+FF00〜FFEF)(Unicode コンソーシアム、PDF):半角の「゙」「゚」(U+FF9E・U+FF9F)
最終更新: